掲載日 : [2017-02-22] 照会数 : 4621
<在日韓国YMCA>和解と共生の契機に…2・8独立宣言98周年記念式
[ 東京韓学オモニ合唱団と同校生徒たちによる公演 ]
日本の植民地統治下にあった韓国から留学してきた青年学徒600人余りが1919年、東京・千代田区の朝鮮基督教青年会館で民族の独立を高らかに宣言した2・8独立運動から今年で98周年。記念の式典が8日、ゆかりの在日韓国YMCAで開かれた。
はじめに同YMCAの李清吉理事長が、拘束された学生たちのために布施辰治をはじめとする日本人弁護士が奔走したこと、独立運動を理解し、協力しようとした知識人が日本にも多くいたことを挙げ、「和解」と「共生」を呼びかけた。
李俊揆大使は記念辞で「相互信頼と理解を基礎とし、過去の歴史に関する問題に上手に対処しつつ、共生と協力を求められる分野を引き続き拡大していく」と述べ、韓日関係発展のために引き続き努力していくと強調。民団中央本部からは林三鎬副団長が出席し、呉公太団長の致辞を代読した。
最後に、在日韓国留学生連合会の安昌虎会長が「2・8独立宣言書」を朗読した。式典には韓国の国立大田顕忠院から権律政院長、光復会からは朴維徹会長ら関係者が参席した。
(2017.2.22 民団新聞)