掲載日 : [2016-11-09] 照会数 : 4190
「韓流再ブーム期待」…華やかに新大久保映画祭
テーマは「ともに生きる、友好のまち」
「ともに生きる、友好のまち」をテーマにした、第3回「新大久保映画祭」(7日まで開催)の開幕式が3日、東京・新宿の韓国文化院で開かれた(写真)。
オープニングを飾ったのは、同映画祭の公式応援団として認定された4つのK‐POPグループのひとつ、「THE 5tion」。昨年9月から日本で活動を始めた4人組のダンスボーカルグループだ。舞台に姿を見せるとペンライトを持ったファンたちの黄色い声が飛び交った。
開幕宣言で同映画祭組織委員長の呉永錫さんは、第1回目が韓日関係が厳しい状況の中で開催されたことに触れ、「もう1回、韓流が皆さまと共に花が咲くことを期待しながら新大久保映画祭を開催することを宣言する」と語った。
続いて、韓国文化院の金現煥院長、中華人民共和国駐日大使館の欧陽安一等書記官、民団中央本部の呉公太団長、民団東京本部の金秀吉団長ら来賓が祝辞を述べた。
今回は韓国から、「風が吹く良い日」のイ・ジャンホ監督と「ひと夏のファンタジア」のチャン・ゴンジェ監督が来日、昨年、「スイートハート・チョコレート」を上映した篠原哲雄監督とともにあいさつした。
1981年に開催されたぴあフィルムフェスティバルに招待されて以来、日本に何度も来ているというイ・ジャンホ監督は、同フェスティバルで監督の大島渚さんや若松孝二さんらと会い、交流したことは有意義な時間だったと当時を振り返った。
さらに「新大久保映画祭と韓国でもより多くなってきている映画祭が、交流していけたらと思っている」と話した。
この後、上映15作品を映像で紹介したほか、映画「ベテラン」出演のチョン・マンシクさんが撮影時のエピソードなどを、同映画祭広報大使で、BIGBANGのT・O・P主演の「同窓生」出演のドン・ヒョンベさんが映画の見どころを語り、韓国オリジナルミュージカル「パルレ」から「チャンイェッポヨ」を歌って会場をわかせた。
最後は、在日本韓国人連合会の具哲会長のあいさつで締めくくった。
(2016.11.9 民団新聞)