掲載日 : [2017-01-18] 照会数 : 4562
キム・ヨナの金メダル滑走スケート靴を文化財指定
[ 文化財に指定されるキム・ヨナ選手のスケート靴(写真は韓国文化財庁提供) ]
韓国文化財庁は9日、2010年バンクーバー冬季五輪で、金メダルを獲得した時に履いていたキム・ヨナのスケート靴のように製作、建設、形成からまだ50年経っていない事物や建築物を文化財に登録する方針をまとめた「2017年主要業務計画」を発表した。これでキム・ヨナのスケート靴が韓国の文化財になる。
現行の文化財保護法は製作、建設、形成されてから50年以上経過した文化財のうち、歴史、文化、芸術などの分野で記念となるか象徴的価値があるものを登録文化財に指定している。
だが、「製作から50年以上経過していなければならない」という規定から外れるものの、き損の危機にさらされている近現代文化財が保護されていないとの指摘があった。
同庁は12年、製作から50年経過していない物品を対象にする「予備文化財認定制度」を導入しようとしたが法制化に失敗し、今回は登録文化財のハードルを下げることにした。
(2017.1.18 民団新聞)