韓国農林畜産食品部主催、韓国農水産食品流通公社(atセンター)主管のK‐FOODフェア・コラボ企画「韓国食品アレンジレシピコンテスト」の決勝が6日、東京・新宿区の会場で行われ、韓国食材を使ったアイデア満載の5品が選ばれた。1位は山崎真由美さんの「コチュジャンボロネーゼ」、2位は星野美幸さんの「えごま香るカリッとモチッとトックチヂミ」、そして入賞の3品だ。5作品のレシピを紹介する。提供=韓国農水産食品流通公社(atセンター)。

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コチュジャンボロネーゼ
1位 山崎真由美さん(千葉)
トマトベースのボロネーゼに、コチュジャンのピリ辛とコクを加え大人の味に仕上げた。
<材料>
にんにく1粒(5g位)、サラダ油小さじ2、玉ねぎ60g、セロリ20g、人参20g、塩少々、合い挽き肉100g、赤ワイン大さじ1、カットトマト缶200g、コンソメ小さじ1/2、ローリエ1/2枚
【A】トマトケチャップ小さじ1、ウスターソース小さじ1、コチュジャン小さじ2、きび砂糖小さじ1、バター5g、スパゲティ(好みのもの)100g、塩大さじ1、熱湯1・5リットル、粉チーズお好み、イタリアンパセリ(彩り用)
<下準備>
1, にんにくは皮をむき、包丁の腹で潰す。
2, 玉ねぎ、セロリ、人参はみじん切り。
3, スパゲティはタイミングを見計らって茹で、水気を切っておく。
<つくり方>(30分)
1, フライパンににんにく、サラダ油を入れ、良い香りが出るまで弱火で加熱する。
2, 玉ねぎ、セロリ、人参、塩を加え、しんなりするまで中火で炒める。
3, 2,をフライパンの端に寄せ、合い挽き肉を入れ、両面を焼き固めてから、木べらでほぐすように炒める。
4, 赤ワインを加えアルコール分を飛ばし、カットトマト、コンソメ、ローリエを加えて煮る(中火8分〜)。
5, ローリエを取り除き、Aを加え味を調える。
6, 火を止め、バターを加え余熱で溶かす。
7, 水気を切ったパスタを加えて和え、皿に盛りつけ、粉チーズを振りかけ、イタリアンパセリを飾る。

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えごま香るカリっとモチっとトックチヂミ
2位 星野美幸さん(東京)
えごまの葉、えごまの実、えごま油を使い、風味も味わいも良く体に良い料理。
<材料>
えごまの葉5枚、えごまの実大さじ1、えごま油大さじ1、トック5本、海老5尾、乾燥小えび5g、ジャガイモ1個、卵1個、ダシダ小さじ1、片栗粉大さじ1、小麦粉大さじ2、水・塩少々、糸唐辛子適量
【タレ】ラー油、ポン酢、にら各適量
<つくり方>(15分)
1,ジャガイモを薄く切ってから千切りにして、カリカリになるまで揚げ焼きする。一緒にトックも加熱する。ジャガイモは軽く塩を振る。
2,ボウルに卵、水、ダシダ、乾燥小えび、千切りにしたえごまの葉を入れて混ぜる。片栗粉、小麦粉も加えて混ぜる。
3,鉄皿にえごま油をひいたら、2,の生地を入れ、その上にトックと海老をのせて、中火で加熱する。
4,下面が焼けて固まってからグリルに移し焼き上げる。仕上げにカリカリのジャガイモをトッピングして、糸唐辛子とえごまの実をのせる。

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パプリカのチャプチェハンバーグ
入賞 金相姫さん(埼玉)
焼いた後、すかすかにならないようにたっぷり詰める。
<材料>
6個分=パプリカ(赤黄)各1個、ツナ缶70g、キムチ100g、春雨80g、サラダ油適量
【A】小麦粉20g、卵1個、ダシダ小さじ1/2、塩・ごま油・醤油各少々
<つくり方>(20〜30分)
1, 春雨は湯で戻して(約10〜15分)刻む。キムチは硬くしぼり刻む。パプリカは種を除き、1・5㎝幅の輪切りにする。
2, ボウルに1,の春雨、キムチ、(水またはオイルを切ったツナとAを加えよく混ぜる。
3, パプリカに2,の具を詰める。
4, フライパンにサラダ油をひき、弱めの中火で3,のパプリカを3〜5分蒸し焼きにする。

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ヘルシーエゴマチーズロール コチュジャンサワークリームソース
入賞 茂木夏央里さん(東京)
コチュジャンの辛みを豆乳ヨーグルトで抑えて、食べやすくした。
<材料>
鶏ささみ6本、パプリカ(赤黄)各1/3個、えごまの葉6枚、スライスチーズ3枚、パン粉適量、卵1個、小麦粉適量、塩・胡椒少々
【コチュジャンサワークリーム】
コチュジャン大さじ2、豆乳ヨーグルト大さじ4、メシルエキス(梅シロップ)大さじ1、おろしにんにく小さじ1/4、サラダ油適量
<つくり方>(45分)
1, パプリカは1㎝幅のスティック状に切る。
2, えごまの葉とスライスチーズは半分に切る。
3, ささみは観音開きにし、軽く塩・胡椒をする。
4, ささみの上にえごまの葉、スライスチーズ、パプリカ(2種類)の順に乗せて巻く。
5, 4,に小麦粉、卵、パン粉の順につけて油で揚げる。
6, ソースの材料をすべて混ぜ合わせる。
7, ソースを皿にひき、5,を半分に切って乗せる。

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韓国風ピラフ
入賞 小林真紀さん(東京)
ごま油の風味とコチュジャンのピリ辛が癖になる料理。
<材料>
米2合(研がない)、a鶏肉適量(約1・5㎝角に切る)、bおろしにんにく小さじ1/2、c塩ひとつまみ(abcはポリ袋に入れてもみ込み、10分以上おく)、パプリカ(赤)1/2個(種とわたを取りみじん切り)、玉ねぎ1/4個(みじん切り)。とうもろこし(缶詰)50g、ごま油大さじ1、コチュジャン大さじ1
【調味料】
醤油・みりん・酒・ダシダ(牛肉味)は各大さじ1/2
とうもろこし茶400㏄、韓国のり8枚(約1㎝角に切る)、ごま適量
<つくり方>
1,底が深めのフライパン、または鍋にごま油、鶏肉、コチュジャンを入れて軽く炒める。パプリカ、玉ねぎ、とうもろこしを加えてさらに炒める。米、調味料を加えたら米が半透明になるまでしっかり炒める。とうもろこし茶を加えて蓋をし、ひと煮立ちしたら弱火にして約13分加熱し炊く。炊き上がったら火を止めて約10分蒸らす。
2,ピラフを皿に盛り、韓国のりとごまをふる。
(2016.11.16 民団新聞)