掲載日 : [2016-11-30] 照会数 : 3795
江原道の遺跡で発見…アウラジ遺跡で発見された青銅器の装身具
[ 紀元前13世紀の青銅装身具 ]
江原文化財研究所は16日、「今年3月に着手した江原道旌善郡のアウラジ遺跡第2次発掘調査で、青銅器と新石器、鉄器時代の住居地と支石墓など計109点の遺物が発見された」と明らかにした。
今回、最も注目されるのは、青銅器の住居地内で発見された青銅装身具だ。早期青銅器の代表遺物である刻目突帯文土器とともに発見されたこの装身具は、周辺の木炭の放射性炭素年代を測定した結果、紀元前13〜11世紀のものと推定された。
これまで慶州、享昌、春川中島などで早期青銅器の遺跡が発見されたが、青銅器は見つからなかった。
同研究所のチェ・ジョンモ研究室長は、「韓半島の青銅器研究史を覆し得る画期的な発見だ」と評価した。
青銅装身具4点は、石の指輪のように薄い青銅のリングと管玉に似ている。特に管玉に似た青銅装身具は韓半島で初めて出た形で、同時期に中国でも発見されていない。
現場を見た李健茂前文化財庁長は、「中国から遠く離れたこの遺跡で発見されたものは、伝来品ではなく独自に制作された装身具と見るべきだろう」と強調した。
(2016.11.30 民団新聞)