掲載日 : [2020-08-26] 照会数 : 6438
【新刊紹介】韓日現代史の照点に迫る
KJプロジェクト「日韓記者・市民セミナー」の講義録をまとめたブックレット1『特集 日韓現代史の照点を読む』が社会評論社から発刊された。収録したのは「関東大震災『朝鮮人虐殺否定』論反証」(加藤直樹・作家=2019年8月3日、第1回)、「特攻隊員として死んだ朝鮮人の慰霊事業」(黒田福美・女優=19年10月18日、第3回)、「北送事業60年の総括」(菊池嘉晃・ジャーナリスト=19年11月24日、第5回)。
主宰団体「一般社団法人KJプロジェクト」代表を務める在日2世、裵哲恩さんは「冷え切った韓日・北韓問題の深淵をさぐり、韓日現代史の照点に迫る」と本書に出版意図を寄せた。
「照点」とは「埋もれようとしている歴史の発掘と再評価」であり「あふれ出た歴史偽造を覆すために真実を掘り起こそうとする」ことを意図した造語。また、「近現代」ではなく「現代史」としたのは「今この時点の課題そのもの」との判断に基く。
裵さんは19年8月から毎月1~2回ペースで「日韓記者・市民セミナー」を継続。セミナーの模様はその都度、YouTube「kjテレビ」で放映中。税別900円。裵代表(090・9826・4441)。
(2020.08.26 民団新聞)