第3回コロンビア・日経奨学生に金甫京元「コリアヘラルド」記者

　アジア人の記者・学生を対象にした「コロンビア・日経スカラシップ（奨学金）制度」の第3回奨学生に元「コリアヘラルド」記者、金甫京氏（29）＝写真＝が決定した。

　コロンビア大学ジャーナリズム大学院がアジア全域を対象に将来有望なジャーナリズムの卵を毎年1人選出し、日本経済新聞社がこれを承認している。金氏は奨学金10万㌦（約1040万円）得て、21年4月までデータジャーナリズムや経済報道などについて学ぶ。

　金氏はギリシャ・アテネ生まれ。韓国延世大学で経済学を学んだ。13年に韓国のテレビ局「アリランTV」で天気キャスターとしてキャリアをスタート。16年から英字紙「コリアヘラルド」の記者として自動車業界や鉄鋼、エネルギー産業などを取材した。

　金氏は「コロンビア大学ジャーナリズム大学院で学ぶ機会をいただいたことは大変な名誉であり、感謝している。人々の営みをデータを用いて報道していくことにとても関心がある」と話している。

　同制度は日本経済新聞社と同大学院が2017年に共同での創設で合意したもの。
（2020.12.16 民団新聞）