掲載日 : [2020-11-11] 照会数 : 7708
「誠信の交わり」テーマに 藤本巧さん 写真活動50周年展
[ 武寧王生誕祭 ]
藤本巧写真活動50周年記念巡回特別展【前期】「誠信の交わり」が12月19日まで、大阪韓国文化院ミリネギャラリー(北区)で開催している。
藤本さんは1970年から韓国の風景や人々を撮影し、写真活動50周年を迎えた今年、韓国の漁村などを撮影した写真集「寡黙な空間」で、「第39回土門拳賞」を受賞した。
同展では、江戸時代の儒学者、雨森芳洲の説いた「誠信の交わり」をテーマに、藤本さんが長年にわたり撮影してきた、韓日交流のゆかりの地や韓日交流行事などの写真作品約60点と映像作品が展示される。
作品は「石村洞古墳群」(ソウル)、「観音塚古墳」(羽曳野・大阪)、「武寧王生誕祭」(佐賀・加唐島)=写真、「第1回四天王寺ワッソ」(大阪・中央区)ほか。
会期中に一部作品の展示替えを行う(11月26日まで「民族の垣根を超えて、韓国の人たちと接した日本人」、11月27日から「浅川巧が愛した、韓国」)ほか、藤本さんが作品解説や自身の活動を振り返る。
また藤本さんを講師に「オンライン・ギャラリートーク 誠信の交わり」が行われる。
第1回「浅川巧からはじまった『私の韓国50年史』」、第2回「『誠信の交わり』‐雨森芳洲から花井善吉まで‐」、第3回「展示作品解説」。トークは11月中旬、同院ユーチューブチャンネルで公開される。
問い合わせは同院(06・6292・8760)。
(2020.11.11 民団新聞)