掲載日 : [2020-12-16] 照会数 : 5923
在日同胞有功褒賞の2氏1団体に伝授…駐大阪総領事館
[ 呉泰奎総領事(中央)から祝福を受ける在日同胞有功褒賞受賞者たち ]
【大阪】駐大阪総領事館(呉泰奎総領事)は4日、大阪市内のホテルで2人と1団体に有功褒賞を伝授した。
王清一氏(民団京都本部常任顧問)は牡丹章を受賞。民団京都本部と京都韓国学校(現京都国際学園)で40年間、民族教育振興に尽くしてきた。2018年12月には京都市内に「王藝際美術館」を開館し、韓・日の芸術家に作品展示スペースを提供。韓国東国大学校には日本学研究所を設立した。
冬栢章の呉光現氏(聖公会生野センター総主事)は、民族教育を通じた青少年のアイデンティティー確立に貢献してきたことが認められた。また、済州4・3事件に関する活動などは「同胞社会の和合と歴史認識の鼓吹に繋がった」と評価を受けた。このほか、特定非営利活動法人コリアNGOセンター(大阪市生野区)が大統領表彰を受けた。
呉泰奎総領事は「日本地域同胞受賞者5人のうち2人、大統領表彰5団体のうち1団体が大阪総領事館管内であったことを誇らしく思う」と述べた。民団近畿地方協議会の呉龍浩会長(民団大阪本部団長)も「同胞社会に貢献している個人・団体が近畿に多くいることを心強く思う」とコメントした。
この後、立命館大学の森類臣客員准教授が「韓日関係と言論報道」をテーマに講演した。
(2020.12.16 民団新聞)