掲載日 : [2020-11-11] 照会数 : 6032
韓日両国の親善願う…「耳塚」慰霊祭 簡素に
[ チェサを執り行う関係者 ]
【京都】豊臣秀吉が2度にわたって韓半島を侵攻した壬辰倭乱(1592~1598年)の際に戦功の証として討ち取った同胞の耳や鼻を埋めたとされる京都市東山区の史跡「耳(鼻)塚」で5日、慰霊祭が行われた。
今年は主催団体の社団法人ギョレオル活動国民運動本部が新型コロナウイルスの感染予防のため韓国から来日できなかったため、同国民運動京都支部(尹道心支部長)が進行を担った。規模も縮小し、参列者は例年より100人以上少ない30余人にとどまった。
はじめに駐大阪総領事館の呉泰奎総領事が「先人たちの魂が宿る歴史の教訓の場であり、今日の慰霊祭が韓日両国の親善に大きく寄与することを願っている」と慰霊辞を述べた。尹京都支部長が献茶し、浄土宗称名寺の釋博信住職が念仏を唱えた。金一志韓国伝統芸術院は慰霊の舞を捧げた。
民団京都本部から許民九議長と婦人会の金和子会長、一社日韓伝統文化絆の会の王清一顧問(民団京都本部常任顧問)ら。民団大阪本部からも朴清副団長と婦人会の朴米子会長、金秋江常任顧問らが参列し、地元市会議員らとともに献花した。
(2020.11.11 民団新聞)