掲載日 : [2022-10-18] 照会数 : 4205
在日同胞は総合準優勝…3年ぶり正常開催の韓国国体
[ 表彰台で準優勝のカップを高々と掲げる孫栄泰在日同胞選手団長(左) ] [ 3大会5年ぶりに優勝したサッカー ] [ ボウリング女子個人戦で金メダル獲得した朴祥子(中央)と銀メダル獲得の金賢淑(左) ] [ テニス女子ダブルスで金メダルを獲得した崔菜月(右)と咸銀栄 ] [ スカッシュ女子で優勝した李烔珠(左) ] [ テコンドー男子+80㎏級の金秀範(左)は7連覇 ] [ 前大会から海外同胞の部の正式種目となった剣道団体戦では初のメダルとなる準優勝 ] [ 卓球女子の李仙(左)が銀メダル獲得 ]
第103回韓国国体蔚山大会が13日までの7日間、蔚山市一円で行われ、すべての競技が終了し、13日夜、総合表彰式を兼ねた閉会式が蔚山総合スタジアムで行われた。
コロナの関係で海外同胞も参加した正常大会は3年ぶり。在日同胞選手団(孫栄泰選手団長)はサッカー、ボウリング、テニス、テコンド、卓球、スカッシュ、剣道の海外同胞部門7種目のほか、国内種目の柔道、水泳、陸上、ラグビー(体験参加)に出場した。
在日同胞は9月21日から25日まで事前に開催された柔道で高校女子52キロ級の許湖音(埼玉栄高校3年)が優勝したほか、男子一般と大学で銅メダルを獲得していた。
この勢いに乗って競技が始まった大会2日目にボウリング女子個人戦で、金と銀を獲得すると、スカッシュとテコンドーでも金メダルを獲得した。
また、3大会5年ぶりぶりの優勝を狙うサッカーは予選を順調に勝ち進み、決勝戦は予選リーグで1-1で引き分けた在ニュージーランド同胞に3-0と快勝した。
最終的に金7、銀6、銅6個の合計19個のメダルを獲得し、18カ国の海外同胞で競う「海外同胞の部」の総合で準優勝となった。
海外同胞の部総合優勝は金メダル12個を獲得した在米国同胞、3位は金メダル6個の在インドネシア同胞だった。
在日同胞選手団の孫選手団長は「コロナ禍で3年ぶりの韓国国体だったが、様々な隘路を克服しながらも選手たちはどの種目も一生懸命、戦ってくれた。ゴルフが不参加ながら、金メダルが前大会の5個を上回る7個は、すばらしい活躍」と笑顔を見せていた。
来年の第104回大会は木浦市をメインに全羅南道一円で開催される。
在日同胞選手のメダル
◆金(7)
許湖音(柔道高校女子52㎏級=国内種目)
朴祥子(ボウリング女子個人戦)
李烔珠(スカッシュ女子)
金秀範(テコンドー男子+80㎏級)
山本陸人(テコンドー男子-58㎏級)
崔菜月・咸銀栄(テニス女子ダブルス)
サッカー男子
◆銀(6)
金賢淑(ボウリング女子個人戦)
尹準煕(テニス男子シングルス)
韓成民・尹準煕(テニス男子ダブルス)
李済暉(テコンドー男子-68㎏級)
李仙(卓球女子個人戦)
剣道団体戦
◆銅(6)
小川裕暉(柔道一般男子90㎏級=国内種目)
小川晟矢(柔道大学男子81㎏級=国内種目)
咸銀栄(テニス女子シングルス)
李瑞月(テコンドー女子-57㎏級)
李潤洙(卓球男子個人戦)
朴祥子(ボウリング女子マスターズ)
各国同胞のメダル一覧
|
順位 |
居住国名 |
メダル |
金 |
銀 |
銅 |
計 |
1 |
在米国 |
12 |
5 |
9 |
26 |
2 |
在日本 |
7 |
6 |
6 |
19 |
3 |
在インドネシア |
6 |
8 |
5 |
19 |
4 |
在フィリピン |
2 |
3 |
6 |
11 |
5 |
在豪州 |
1 |
4 |
8 |
13 |
6 |
在カナダ |
1 |
2 |
1 |
4 |
7 |
在ニュージーランド |
1 |
1 |
6 |
8 |
8 |
在ベトナム |
1 |
1 |
0 |
2 |
9 |
在中国 |
0 |
0 |
3 |
3 |
10 |
在ドイツ |
0 |
0 |
1 |
1 |
10 |
在マレーシア |
0 |
0 |
1 |
1 |
10 |
在サイパン |
0 |
0 |
1 |
1 |
10 |
在香港 |
0 |
0 |
1 |
1 |
14 |
在ブラジル |
0 |
0 |
0 |
0 |
14 |
在アルゼンチン |
0 |
0 |
0 |
0 |
14 |
在グアム |
0 |
0 |
0 |
0 |
14 |
在スペイン |
0 |
0 |
0 |
0 |
14 |
在英国 |
0 |
0 |
0 |
0 |
合計 |
31 |
30 |
48 |
109 |