掲載日 : [2022-10-19] 照会数 : 2010
韓国戯曲朗読まつり第1弾 オ・セヒョクを特集風刺コメディ3本
[ 洪明花さん(左)とオ・セヒョクさん ]
洪明花代表のSORIFA
在日韓国人3世の女優、洪明花(みょんふぁ)が代表を務める「SORIFA(ソリファ)」企画によるリーディング公演「韓国戯曲朗読まつり 第1弾~風刺コメディ オ・セヒョク特集~」が11月7、8の2日間、東京のOFF・OFFシアターで開催される。
「韓国戯曲朗読まつり」では、韓国演劇界のブルーチップ(有望株)と注目され、ミュージカルや映画などでも活躍する劇作家、オ・セヒョクの風刺コメディ3本を上演する。
日本の第一線で活躍する3人の演出家と、ベテラン俳優陣が韓国の痛快風刺コメディを描く。
離れて暮らす父母息子が、クリスマスに30万ウォンが必要になり、お互いに騙し合って手に入れようとする画策コメディの「クリスマスに30万ウォン手に入れる方法」は、韓国の低所得者層の生活が浮き彫りになっている。大阪弁でコミカルに演じられる。わかさぎゑふの演出も見ものだ。みょんふぁ出演。
捕虜収容所で死刑を待つ7人の捕虜兵たちが、人生最後の冗談を言い合いながら、最期を迎えるブラックコメディ「地上最後の冗談」は、コメディ演出家として第一線の青山勝が演出。
劇作家、清水邦夫の「楽屋」に触発された作家が、続編として執筆した「楽屋のお掃除」は、閉館となった楽屋を壊しにやってきた解体屋たちと一人の女優の物語。社会派で名高い演出家、日澤雄介がコメディに挑戦。みょんふぁ出演。
「韓国戯曲朗読まつり」は、SORIFA設立後の初企画として、昨年12月に上演した、崔承喜を描いた一人芝居「母 My Mother」(作・演出〓鄭義信)に続く企画作品。
一人芝居を成功裏に終えたみょんふぁは、「在日として生きてきた私だからこそできることは、日韓の演劇交流だと再認識した」と語り、ソリファの活動の幅を広げようと今公演に至った。今回を「戯曲朗読まつり」の第1弾として、今後も継続的にエネルギッシュな韓国を紹介していく予定だという。
民団新聞の読者に向けては「韓国のエネルギー溢れる作家オ・セヒョクの風刺コメディを、日本のエネルギー溢れる演出家と俳優陣が、痛快に描く。大いに笑って、大いに考える。そんな時間をお届けしたい。ぜひ、一緒にワクワクしに遊びに来てください」と話す。
チケット料金前売り・当日3000円。詳細は公式サイトで確認。