掲載日 : [2022-11-09] 照会数 : 1854
多彩にマッコリ楽しむ、韓国農水産食品流通公社とNadiaがイベント
[ 豚肉の低温ローストで作るポッサム ]
[ トッポッキきのこのサムジャン炒め ]
[ 渡邊朋子さん(左)富岡清美さん(中央)KEITAさん(右) ]
韓国農水産食品流通公社(東京・新宿区)とNadia(東京・港区)は、10月27日の「マッコリの日」に合わせて、マッコリの楽しみ方を紹介する特別イベント「Nadia マッコリ祭2022」を、Nadiaキッチンスタジオで開催した。抽選で招待された参加者18人は、プロの料理人が作るオリジナル韓国料理やマッコリカクテルなどを堪能した。
バーテンダーの渡邊朋子さんは、マッコリとオレンジ、美酢、カシス、ゆず茶、トマトなどを合わせた7種類のマッコリカクテルを提供。
渡邊さんは、「コロナ禍ということもあって、今、健康に対する意識が強まっていると思う。マッコリは栄養効果があって、乳酸菌が入った発酵飲料です」といい、「そういうところの効果みたいなものを取り入れながら、美味しく楽しく、家にあるもので作ることができるものを提案したい」と話した。
参加者からは「色がかわいい」「飲みやすい」といった声が聞かれた。
利き酒師の富岡清美さんは、5種類のマッコリを飲み比べるブースを担当。富岡さんは、マッコリの飲みやすさをあげながら「乳酸菌が腸内環境を整えてくれる。美肌効果とか、通弁をよくする効果もあるし食物繊維も含まれている。健康に敏感な方にいいお酒だと思う」と語った。
じっくりマッコリを味わっていた参加者に人気だったのは、マッコリのドンペリと呼ばれ、韓国の蔚山市蔚州郡のキム・ジョンシク、パク・ボクスン夫婦が伝統的な手法で作る、ボクスンドガ(福順都家)の「ソンマッコリ」と国内売り上げナンバー1の「麹醇堂」(クッスンダン)生マッコリだった。
日本の消費者に
アピールしたい
韓国農水産食品流通公社日本地域本部東京支部の張瑞卿本部長は、日本で放送されているKドラマを通じて、韓国の酒がブームになっていると指摘し、「最近、若者たちは度数の高いお酒より、低いお酒を好む人が多く、その中でマッコリが人気を集めている。コロナ禍が落ち着いてきた状況で、こういった試食もしながら、もっと日本の消費者にアピールしていきたい」と意欲を示した。
韓国の食材生かした
創作料理に人気集まる
Nadiaは、「家族の幸せに貢献する」という企業理念を通じて、プロの料理家マネジメントサービス、インターネットメディアの運営(レシピサイトNadia)などの業務を行っている東京の企業。
この日は、Nadiaで活躍する料理家、料理研究家、フードコーディネーターなどが所属する「Nadia アーティスト」のKEITAさんが、イタリアンをベースに、韓国の食材を使った創作韓国料理4種類を提供した。
「カルパッチョ・コチュジャンレモンソース」は、コチュジャン、韓国水あめ、レモン汁、おろし生姜、おろしにんにく、韓国ごま油などを使用した、甘辛いソースが特徴だ。
KEITAさんは「韓国の水あめは、そんなに甘くないのでお薦めですよ」という丁寧な説明も。
プチトマトの赤色、オレンジの黄色、水菜の緑色が合わさり、食欲をそそる。
「トッポッキ」は、「あえて辛さを入れないで、キノコクリームソースにした」という。
クリームソースに韓国水あめを入れて、サムジャンで味付けし、最後にチーズをかけた。ごま油とにんにくが程よいコクを出している。
「キムチの塩っけとコチュジャンの味だけで作った」という「キムチドリア」は、キムチと炊いたごはん、ごま油を混ぜ、ホワイトソースはコチュジャン、ごま油と牛乳を加えた。「美味しく食べていただけると思う」という自慢の一品だ。
そして、豚肉の低温ローストで作った「ポッサム」は、肉がしっとりして口当たりがいい。
参加者は、料理の作り方をスマホで撮影するなど興味津々といった様子。カルパッチョについては、「少し辛みがあって美味しい」などと話しながら、創作韓国料理を楽しんだ。
KEITAさんは、「こういう時だからこそ、自分の専門も生かして提供したい。マッコリも韓国料理も好きです」と話した。