掲載日 : [2019-11-27] 照会数 : 5272
江原道で韓日麺競演…鳥取県日韓協体験ツアー
[ 鳥取県からの料理体験客をキムジャンで歓迎する住民(右) ]
【鳥取】鳥取県日韓親善親善協会連合会(藤井喜臣会長)は1日、恒例の料理体験ツアーを組んで江原道ヘマジ村(池武鉉村長)を訪問した。ツアー客は民団関係者を含む32人、江原道側は金星鎬副知事をはじめとして村民と春川市民ら約30人が出迎えた。
料理体験はキムジャンからスタート。この後、日本側が「きつねうどん」、韓国側は「チャンチクッス」という麺による競演となった。ツアーを引率した民団鳥取本部の薛幸夫常任顧問が企画した。
韓国では貧しかったころ、チャンチ(宴・宴会)があれば、家や会場で大釜に煮込んだクッス(日本流にいえば煮干しだしの素うどんか温麺)を来客に饗した伝統と習慣がある。年長者が若い男女に「君たち、いつクッスを食べさせてくれるのか」と聞くのは「いつ結婚するのか」という祝福を込めた隠喩でもある。
薛常任顧問が「韓日関係の悪化克服のためにも両国が良縁・婚姻に至ることを願っている」と趣旨を説明すると、会場は大きな拍手に包まれた。3日までの訪韓中、薛常任顧問と日韓協、県幹部はエアソウル本社を訪問し、10月から運航を中断している米子‐ソウル線の早期再開を強く要望した。
(2019.11.27 民団新聞)