掲載日 : [2017-01-18] 照会数 : 7505
呉中央団長が会見…両国関係の悪化で一番の被害者は在日
呉公太団長は新年会会場であいさつ後、別室で会見を開き、「慰安婦問題」発言について記者団の質問に答えた。
‐韓国内で様々な反響を呼ぶと思うが。
反発も想像されるが、民団として何回も会議を重ねた。この問題で声を上げられる同胞の大きな組織が、全世界や韓国を見ても他にない。われわれができる最善の努力をしようとの覚悟で発表した。
この問題で一番被害を受けるのは、われわれ在日同胞だ。
‐釜山総領事館前の慰安婦少女像の撤去については?
撤去するには相当の労力と時間がかかると思うが、現地の管轄官庁に出向いてでも、要望をしたいと考えている。一番お願いしたいのは、この問題で韓国が分裂してはならず、国民の皆さんに冷静な判断を求めたい。
‐日本側の対抗措置をどう見るか。
大変厳しいと思うが、早く問題解決をしたいという日本側の思いも理解できる気がする。
もう少し冷静に対処してもらいたいという思いがあるが、韓国サイドで起きている問題なので、われわれとしては韓国に強く要望していきたい。
今回この問題が解決しないと、永久に解決しないのではないかという危機感をもっている。これが韓国と日本の外交関係のトゲになり、未来志向的な二国間関係の構築を難しくしている。
‐「韓日合意」時の対象者のうち、現時点で34人が支援金の受け取りを表明しているが。
(生存者の)70%のハルモニが受け取りを表明しているが、韓国内ではその事実がほとんど伝えられていない。この問題が違うところで動いており、政治利用されていることに尽きると思う。一番はハルモニたちが心から治癒される方法で解決されることだ。
(2017.1.18 民団新聞)