掲載日 : [2017-01-18] 照会数 : 5183
新朝鮮通信使が歴史資料館見学…駐日韓国大使館主催
「韓国大学生による新朝鮮通信使」(引率団長=孫承・江原大学校史学科教授)の一行30人が12月21日、東京・港区の韓国中央会館別館内にある在日韓人歴史資料館を見学した。
大学生たちは在日同胞の母国への貢献や、解放後にBC級戦犯に問われた不条理に強い関心を示していた。なかでも関東大震災時の同胞虐殺事実は韓国の教科書でもほとんど触れられていないだけに「初めて知った」とびっくりした表情だった。
今回の企画は駐日韓国大使館が主催。参加者は国内の各大学から推薦を受けた。一行は12月13日、釜山を出発。大阪から東京まで朝鮮国王が江戸幕府に12回にわたり派遣した朝鮮通信使がたどった道をめぐった。
檀国大学校政治外交学科で学ぶ高恩寵さん(4年)は、滋賀県野洲市から近江八幡市まで10㌔の「朝鮮人街道」を歩き、当時の日本人の歓迎ぶりに思いを馳せたという。
(2017.1.18 民団新聞)