掲載日 : [2017-01-18] 照会数 : 8391
「さらなる飛躍の年に」…各地で同胞団体新年会
[ 日本側来賓と一緒に鏡開きで新年を祝う(大阪韓国人会館) ]
功労者表彰も
神奈川(金利中団長、6日=横浜市内のホテル)神奈川韓商(趙成允会長)、横浜中央信組(呉龍夫理事長)と合同で開催。200人が参加した。民団中央から丁海龍常任顧問が参席。金団長が新年辞で「在日同胞の権益擁護と本国の発展に尽くしていく」と述べた。
席上、新成人19人を紹介し、門出を祝った。専門学校で演劇を学ぶ姜恵卿さんは「舞台に出るために練習に励みたい」と意気込んだ。また内装業で働いている盧世鎬さんも「やりがいのある今の仕事が好きでもっと技術を磨きたい」と抱負を語った。
この日は故金次永常任顧問の木蓮章受章、黄昌柱常任顧問の卒寿、趙忠来・金在斗両常任顧問の米寿も祝った。
千葉(金鎭得団長、14日=千葉市内のホテル)新成人8人を主賓として迎え、参加者200人が一緒になって祝った。席上、5月の創団70周年を前に組織有功者8人を表彰した。千葉韓国商工会議所からは青年会千葉本部にチャリティー基金の伝達があった。会場には県議会日韓友好議員連盟や千葉市議会日韓親善議員連盟、県日韓親善協会などからの来賓も目立った。民団中央本部から呂健二議長が参席。
栃木(南四郎団長、7日=宇都宮市内のホテル)新年会と成人式を兼ねての開催。100人が参加した。県から福田富一知事がお祝いに駆けつけた。南団長は、今年も住民参加の身近なイベントを企画していくと述べた。新成人5人には民団と各傘下団体・機関から記念品として図書カードや文具などが贈られた。
新潟(李鐘海団長、15日=新潟市内のホテル)李団長が「これまで以上に地域社会へ貢献していこう」と呼びかけた。篠田昭・新潟市長は「日韓の懸け橋としての役割を担い続けていることに感謝する」とあいさつした。106人が参加。会場では糸魚川大火災への義捐募金も行われた。
組織強化に全力
宮城(金政郁団長、7日=県本部)金団長は「来年の創団70周年に向けて組織強化に力を入れる」と抱負を述べた。仙台市の伊藤敬幹副市長、駐仙台総領事館の梁桂和総領事、日韓親善県議会議連から渥美巌会長、同仙台市議会議連から西沢啓文会長、東北大学韓国人留学生会の康世民会長らをはじめとする200人が出席。席上、新成人8人の前途を祝福した。
福島(金仁河団長、7日=郡山市内のホテル)郡山市の品川萬里市長をはじめとして130人が出席。金信鍾副団長が韓日両国の懸け橋としての役割を果たしていくと決意を述べた。式典では成人式も行われ、新成人3人に記念品を贈った。第2部で東京韓国学校舞踊部13人が創作サムルノリなどを披露した。
民団本部新築へ
愛知(朴茂安団長、7日=名古屋市内のホテル)愛知韓国商工会議所(李東旭会長)、愛知県韓国人経友会(鄭博会長)との3団体共催。大村秀章県知事をはじめとして350人が出席した。
今年創団70周年を迎える民団愛知は3月からは記念イベントが目白押し。朴団長は民団本部の移転新築事業に取り組んでいく考えも明らかにした。大村知事は「両国の関係がいつも春風が吹いているといった関係になるよう尽力していく」と述べた。八木哲也衆議院議員も民間レベルでの草の根親善の重要性を強調した。
席上、経友会の河隆實副会長が名古屋韓国学校の李孝心校長に賛助金、在日同胞大学生4人には奨学金の目録を手渡した。また、朴団長から民団中央本部創団70周年表彰状が26人に伝達された。
岐阜(董勝正団長、9日=岐阜市内のホテル)130人が参加。同本部で韓国語を学ぶ日本人受講生も色鮮やかなチマ・チョゴリ姿で駆け付けた。来賓の野田聖子衆議院議員が、「両国の真の友好に力を尽くしていく」と約束した。董団長は「本国が立派な国になってくれることが、在外同胞の励みになる。民団は婦人会と力をあわせて地域に貢献していく」と決意を述べた。第2部は韓宇景歌謡ショーを楽しんだ。
三重(殷慶基団長、15日=桑名市内のホテル)大雪で交通機関が遅延したなか、130人が出席。岡田克也衆議院議員が参席した。民団桑名支部の孫昌煥顧問に国務総理表彰、このほか民団中央本部の創団70周年で表彰された4人と新成人一人が紹介された。
第2部で「カン・HANI」歌謡ショーを楽しんだ。
創立70周年祝う
大阪(鄭鉉権団長、14日=大阪韓国人会館)大阪韓商(洪致原会長)との共催。700人が参加した。鄭団長は「若い人材育成に力を入れていく」とあいさつ。駐大阪総領事館の河泰允総領事も「韓日両国がより親密に、共に繁栄できるよう尽力してもらいたい」と期待を寄せた。
中山泰秀衆議院議員は「皆さんと力をあわせ、厳しい難局を乗り越えよう」と呼びかけ、佐藤茂樹衆議院議員も「両国が飛躍の年になることを期待している」と述べた。
韓国から朴炳錫国会議員がお祝いに駆けつけた。同本部の結成70周年を記念したミニコンサートも開かれた。
鳥取(薛幸夫団長、7日=県本部)県から平井伸治知事を迎え、会場は80人の参加者でぎっしり。アジメ奉仕隊が丹精を込めた韓国風牛肉スープを味わった。
薛団長は日韓友好交流親善による相互理解促進と、在日の人権を介した普遍的人権が認められる社会の実現をめざしていく考えを明らかにした。
これに対して平井知事は、民団の協力を含めた地域間の民間交流などによる国家間を超えた日韓の道行きが現在の県と江原道との関係を維持していると語った。
山口(姜昌憲団長、14日=下関市シーモールパレス)130人が参加。安倍晋三首相からも「日韓親善協力に感謝する」との祝辞が寄せられた。
今年は成人式も兼ねて開催され新成人一人が参加した。
共生社会実現へ
福岡(李相鎬団長、8日=福岡市内の飲食店)「多文化共生社会の実現をめざして」と題して開催。152人が出席した。
李団長は「草の根レベルの国際交流を続け、多文化共生社会の実現をめざす」とあいさつした。
長崎(姜成春団長、15日=諫早市内「すみれ」)昨年を上回る50人が参加。県日韓親善協会から吉川俊雄常任理事が参席。姜団長は韓国大統領選挙で投票権を行使するよう呼びかけた。
大阪総領事館も
【大阪】駐大阪総領事館(河泰允総領事)の新年交流会が5日、同公館であった。各民団から250人が参加した。
河総領事は昨年から総領事館の再建築を進めていることを明らかにし、「皆さんからも誇らしく思えるような立派な建物を建て、同胞社会に恩返しをしたい」と述べ、民団大阪本部の鄭鉉権団長は「今年も次世代育成、人材育成に力を入れる」と決意を表明した。
(2017.1.18 民団新聞)