掲載日 : [2016-11-30] 照会数 : 7409
52人が修了…在日同胞リーダー育成愛知教室
[ 呉公太団長による特別講義 ]
本国情勢「法的手順で収拾を」
呉団長が特別講義
民団の第230期在日同胞リーダー育成スクール愛知教室(学生長=蔡三吉・愛知県豊川支部監察委員長)が27日までの2日間、民団愛知本部会館で開かれ、愛知と三重の2地方から52人が修了した。
民団70年の歩みを綴った「民団は同胞とともに、大韓民国とともに」や民団70周年を辿ったKBSドキュメンタリー「未来を謳う」などの映像も鑑賞しながら民団の歴史をはじめ、現状と課題や規約について学んだ。
また、3班に分かれて「組織のトップになったら何をする?」をテーマに分任討議を行った。各班とも決めた行動は「支部活性化」。問題点として「青年会と次世代育成」「活動者不足」「財政難」などをあげた。
これらの解決案として、支部青年会の再建・活性化にむけ、近隣支部が合同して「ブロック支部」として再編していくことや、次世代たちのニーズをしっかりリサーチしながら、魅力あるイベントを企画していくことなどが提起された。
また、幼少期から民団社会や民族とのふれあいが必要との視点で中・長期的プランで青少年育成事業を展開するためにオリニが喜ぶイベントも企画していくことなどが出された。財政難や人材不足の解決案としては各班が最重要視したのは団員や同胞と直に会って民団をアピールすることだった。このため、何よりも地道に戸別訪問活動を実践することを掲げた。
呉公太中央本部団長は特別講義に立ち、「崔順実事件で混乱が続く本国情勢だが、民団としては法的手順による収拾を見守りたい。こういう時期だからこそ在日の私たちが自らの持ち場をしっかりと定め、揺らぐことなく団務をしっかり全うしよう」と呼びかけた。
(2016.11.30 民団新聞)