掲載日 : [2016-12-07] 照会数 : 4881
鄭義信の「ドールズタウン」10年ぶりに再演…あやつり人形結城座
江戸糸あやつり人形「結城座」は2017年1月15日から22日まで、東京・世田谷区下北沢のザ・スズナリで、鄭義信さん(劇作家、演出家)原作の「ドールズタウン」を10年ぶりに再演する。
同作は鄭さんの得意とする、戦時下においてもたくましく生きる庶民の悲喜こもごもが描かれる。クライマックスには戦火のなか人形が実際に燃え朽ちるという劇的な演出が待っている。
380年以上の歴史を持つ結城座は、日本の選択無形民俗文化財及び東京都の無形文化財に指定されている伝統ある糸あやつり人形劇団。古典の継承はもちろん、新作や海外公演にも積極的に取り組んでいる。
今回の再演に際して、座長の12代目結城三郎さんは「もし世界が平和でなくなろうとしているならば、演劇人はそれを感じ、それを表現しなくてはならない」と話す。
料金は一般が5000円、U‐25(4〜25歳まで)が2500円。
前売予約・問い合わせは結城座(042・322・9750)平日10〜18時。
詳細は公式サイト(http://www.youkiza.jp/)。
(2016.12.7 民団新聞)