掲載日 : [2016-12-07] 照会数 : 5377
韓日の戯曲読み交流…1月に東京「座・高円寺」で
韓国現代作家の作品を翻訳、上演する「韓国現代戯曲ドラマリーディング8」が2017年1月26日から29日まで、東京・杉並区の座・高円寺1で行われる。主催は日本の文化庁、日韓演劇交流センター。
2002年から韓国、日本で隔年開催されている演劇交流。今年2月で7回目を終え、韓日両国の作家をお互いに35人ずつ紹介した。今回は日本で未紹介の3作品を上演する。
▽「狂った劇」作=チェ・チオン、演出=谷藤太。1月28日19時、28日19時。
うだつのあがらない劇作家ドヨンは、飲み屋で働く妻チャンミンのヒモであることに苦悩するといった内容の戯曲の執筆中の演出家の前に、サラ金業者ハクスが現れる。
▽「若いオロナイン」(仮題)。作=ユン・ミヨン、演出=関根伸一。27日14時、29日14時。
若いオロナインの家族が暮らす地下室は、窓もなく雨漏りがする。滞納している家賃のせいで、高慢な大家にいびられている。
▽「アメリカ父さん」(仮題)。作=チャン・ウジェ、演出=大谷賢治郎。27日19時、28日14時。
同作は、04年5月にイスラム武装勢力によって斬首されたアメリカ兵、ニック・バーグの事件、そして彼の父親であるマイケル・バーグが英国の戦争阻止連合宛に書いた「一通の手紙」を題材に描いた。ドキュメンタリー的な作品。
シンポジウムは29日17時30分から開催される。 入場料1500円(シンポジウム含む)。シンポジウムのみ500円(公演の半券で無料)、通し券3000円(センター事務局のみ)。
問い合わせは日韓演劇交流センター(03・3920・5232)。
(2016.12.7 民団新聞)