掲載日 : [2016-03-09] 照会数 : 4018
都心で〞百貨店戦争〟…新世界江南店を3倍増築
ソウルで大型流通企業のプライドをかけた「百貨店戦争」が繰り広げられている。会社を代表する看板店が規模の面で競合社を先駆けるように、面積の拡大に乗り出している。
流通業界の順位は一般的には売上額の順で付けられるが、営業面積と立地などの「面積」も意味が大きい。
このような「面積戦争」の震源地は新世界百貨店だ。2月26日、新世界デパート江南店が増築オープンした。ソウル市内単一店舗の規模と売上額で首位のロッテ百貨店本店をにらんだ計画だ。
新世界江南店は新館5階建てを増築し、地下1階も店舗化して営業面積をこれまでの約3万平方メートルから9万平方メートルと拡大。これは現在約7万平方メートルのロッテ本店を超える。
現在、新世界江南店の年間売上額は約1兆3000億ウォンで、国内売上げ首位のロッテ本店と約5000億ウォンの差があり、3年後をめどに2兆ウォンの目標を立てている。
この動きにロッテも敏感な反応を見せている。ロッテ本店が屋外駐車場用地を活用した増築案を整え地方自治体と最終協議を行い昨年末、文化財庁から増築許可を得ており、中区の承認が下り次第、増築工事を進めていく。
(2016.3.9 民団新聞)