掲載日 : [2016-10-12] 照会数 : 6795
<リーダー育成スクール>支部活性化を実践…最優先課題に指摘
民団の第228期在日同胞リーダー育成スクール(組織学院、学生長=孫文敏・和歌山本部団長)が9月28、29の両日、中央会館(東京・港区)で開かれ、東京、神奈川、新潟、岐阜、大阪、奈良、和歌山の7地方から16人が受講した。
民団の現状と課題や規約について学習した受講生は、2班に分かれて分任討議を行った。与えられたテーマは「組織のトップになったら何をするか」。両班とも「支部活性化を実践する」と決め、1,戸別訪問2,若い世代との交流3,役員の資質向上4,企画の定期的開催と募金実施などを解決策に挙げた。
特別講義を担当した林三鎬副団長は「創団70周年を迎え、民団は韓国籍者だけの組織形態から国籍条項を撤廃し、経済活動への転換を図るべきだ。民族を継承するための民族教育と次世代育成、さらには幹部の資質向上を図りながら時代の要請にあった組織改革をしよう」と強調した。
2日間の研修を終えた意見交換では、「40代という中間世代として、上と下の世代を接着する役割に徹したい」「全国から研修に足を運ぶ姿勢こそ『民族愛』だと思う」「規約を知らずに組織運営上、混乱することがあった。リーダーは規約を遵守すべきだと改めて痛感した」などの声が出された。
(2016.10.12 民団新聞)