掲載日 : [2016-10-26] 照会数 : 5603
<東京韓学>「知の市場」講座始まる…「韓国の歴史と文化」
[ 金得永校長の第1回講義に耳を傾ける受講生 ]
東京韓国学校(呉公太理事長、金得永校長)は19日、公開講座「韓国の歴史と文化の理解」を新規開講した。「知の市場」(会長・増田優知お茶の水女子大学教授)との共催。増田会長の呼びかけに、同校が「日本に住む人々に正確な韓国の歴史と文化を理解してもらおう」と応じた。
「知の市場」は大学生や大学院生を含む社会人を主な対象とした高度な教養教育を旨とする講座。2004年からスタートし、全国で毎年2800人以上が受講している。16年度は56科目を開講中。
第1回は金校長が日本語で「古朝鮮の歴史と文化」をテーマに約2時間にわたって講義。16人が受講した。
東京・世田谷区からやってきた長田俊雄さん(77)は「素晴らしい講義です。専門的で新しい発見があった」と喜んでいた。杉並区の太田賢治さん(69)は「韓国史を東アジア全体という大きな広がりの中で位置づけているのがいい。刺激を受けた」と感想を語った。
科目は大きく「古代韓国の形成と発展および文化芸術」、「高麗と朝鮮の形成と移り変わり」、「近現代史の変化」の3つで構成している。毎週水曜日18時30分〜、来年2月1日までの全15回。
講師は同校教員を中心に金一男さん(日韓詩人文学交流会理事)、河正雄さん(秀林文化財団理事長)、洪政國さん(在日韓国科学技術者協会顧問)など。
詳細は同校ホームページwww.tokos.ed.jp
(2016.10.26 民団新聞)