掲載日 : [2016-10-26] 照会数 : 7052
呉市で「朝鮮通信使」再現…民団中心に220人
【広島】呉市の下蒲刈島で16日、江戸時代の朝鮮通信使の再現行列が行われ、住民ら約220人が市役所下蒲刈市民センターから下蒲刈中学校までの松並木や石畳の続く海岸沿いの道を歩いた。
先頭は「楽人」に扮してリズムを刻む青年会広島本部のサムルノリ隊。民団本・支部と婦人会も民族色あふれる衣装をまとって行列に加わった。「副使」には李英俊団長が扮した。「国書」の交換が行われた下蒲刈中学校では両国の参加者が伝統音楽に合わせて一緒に踊る場面もあった。
下蒲刈島は当時、広島藩の接待所に定められ、島を挙げて朝鮮通信使を歓待したことで知られる。感激した通信使一行は「安芸蒲刈御馳走一番」と称えたという。
(2016.10.26 民団新聞)