掲載日 : [2016-10-12] 照会数 : 6744
<KBS>民団70年の歩み放映…今月23日に特集番組
[ KBSテレビドキュメント特集「在日民団70年」のタイトル画面 ]
韓国のKBS第1テレビは23日、「特集ドキュメンタリー在日民団70年 希望を歌う」を放映する。創団70周年を迎えた民団特集として番組が制作されたもので、中央本部の呉公太団長や大阪本部の団長を歴任した洪性仁顧問、在日3世の康裕美サッカー選手ら複数の在日同胞が、それぞれの立場から過去・現在・未来についてインタビューを受けた。
6・25韓国戦争で学徒義勇軍として参戦した思いを語るアボジと娘、外国人登録法改正運動や北送反対闘争、総連同胞を対象にした省墓団(母国訪問)などの民団の主要運動のほか、済州道へミカンの苗木贈呈、88ソウル五輪支援、IMF外貨危機支援など、これまでの本国への貢献も収録されている。
現在の韓国学校の授業の様子や本国の小学生と交流した今年のオリニジャンボリーの模様にもスポットを当てた。民団が根絶を求めるヘイトスピーチについては、専門家の立場から日本人弁護士や当事者の在日2世大学教授、東京・新大久保で事業を営みヘイトスピーチの悪影響を受けた同胞らにも話を聞いた。
5月にソウル市庁などで開催した「創団70周年記念写真展」に続く本国向けアピールに対し、呉団長は「この放映で在日同胞の歴史に対する本国の人たちの理解が深まればいい」と述べながら、「中学・高校の歴史教科書に在日の歩みを掲載するための署名活動も大詰めを迎えている。目標貫徹まで全力を尽くす」と気を引き締めた。
放映枠は23時10分から50分間。
(2016.10.12 民団新聞)