掲載日 : [2020-12-16] 照会数 : 7783
今年度の国家有功褒賞…故呉賛益氏に石榴章
第14回「世界韓人の日」を記念した2020年度、国家有功同胞褒賞伝授式が8日、東京・港区の韓国大使館で開かれた。
10月に逝去した故呉賛益氏には国民勲章「石榴章」が授与され、子息の呉陽新氏、呉哲新氏が南官杓駐日韓国大使から受け取った(写真上)。
故人は、東京韓商の会長、名誉会長、民団東京本部の財政委員長、執行委員、顧問を歴任し民団社会の発展に大きく貢献したほか、在外済州道民会総聯合会会長や関東済州道民協会会長を歴任し、故郷の発展に寄与した。
地域社会にも貢献し2017年に日本の「紺綬褒章」を受けた。
◆呉永錫氏に木蓮章
新宿韓人商人連合会の名誉会長、呉永錫氏には国民勲章「木蓮章」が贈られた(写真下)。呉氏は現在、民団東京本部の議長だが、2014年にヘイトスピーチデモで切迫した東京・新大久保のコリアンタウンの状況を打開するため飲食店や商店を営む韓国人事業主や店主らによる「新宿韓国商人連合会」を起ち上げて共同対処を展開した。
南大使は「この勲章は大韓民国と国民たちの敬意と感謝の気持ちの現れだ」と称えた。
呂健二民団中央団長も「この受章はゴールでなく、これからも韓日民間交流に尽力してほしいという意味」と激励。
呉氏は「この勲章は商人連合会のメンバー全員と民団新宿支部に贈られたものと思う。これからも韓日友好親善を深めていく」と決意を示した。
このほか、今年度の政府褒章は以下の通り。
◆国民勲章「牡丹章」
王清一(民団京都本部常任顧問)
◆国民褒賞
車寿鎔(民団山形本部常任顧問)
◆国務総理表彰
鄭淳英(民団静岡本部顧問)
鄭優一(民団岡山本部副団長)
(2020.12.16 民団新聞)