韓国伝統楽器奏者、ミン・ヨンチ(閔栄治)さんプロデュースによる「新韓楽」公演が18・19の両日、東京・新宿区の韓国文化院ハンマダンホールで開かれた。
ミンさんが率いる韓国伝統音楽家たちと在日3世のジャズピアニスト、ハクエイ・キム(金伯英)さんが率いるジャズトリオ「トライソニーク」によるユニット「新韓楽」は、韓国伝統音楽とジャズのコラボレーションを楽しむことができる。日本と韓国で反響を呼んでいる。
公演ではミンさんとキムさんの合同作曲による3曲をはじめ、日本人歌手、中島美嘉さんが歌いヒットした「雪の華」を、カヤグム奏者のチュ・ボラさんが情感をこめて歌った。また、東日本大震災後、作家の中上紀さんが作詞を手がけた「美しく強い花」をパンソリのイ・ボングンさんが熱唱した。
トライソニークのアップテンポな曲にチャンゴとカヤグム、そしてイさんが加わった演奏は圧巻。会場を埋めた観客から大きな拍手と歓声があがった。ミンさんはあいさつで「音楽の力で韓日交流を全身全霊でやっていく」と話した。
(2015.2.25 民団新聞)