崔相英在日会長が講演
世界韓人体育会長大会が12日から3日間、ソウルと江原道などで開かれ、スポーツを通じた各国同胞の連帯や優秀選手の育成と推薦などを確認した。
大会には、在日本大韓体育会の崔相英会長をはじめ米国、ドイツ、スペイン、豪州、ニュージーランドなど14カ国在外同胞体育会長が参加した。
同大会は各国同胞体育会の連帯を目的に発足した世界韓人体育会長総連合会(会長、権ユヒョン=中国)が主催したもので、在外同胞体育団体活動の情報交換をはじめ、各国有望選手への支援や発掘を図る事を目的に今回が初開催。開幕式は14日、ソウル汝矣島の国会議員会館で開かれた。
権会長は「在外同胞財団が毎年10月に開催される世界韓人会長大会のように、世界韓人体育人の地位を高める契機にしたい」とあいさつした。
続いて金ボムシク成均館大学教授の「世界韓人社会のスポーツ活動と発展」と題した基調講演に続き、崔在日体育会会長も講演。
崔会長は在日体育会と同胞スポーツ選手の歴史を説明しながら、「かつてから世界で活躍する名選手が多くいたが、ここ数年、柔道を始めサッカーなどで韓国代表に輩出されている。今後も、各競技で発掘・育成していきたい」と述べた。
大会では各国同胞体育会相互の連帯拡大、本国体育会や各競技団体との交流などを確認した。
閉幕式を前に13日には、今年の国体開催地でもあり18年平昌冬季五輪の開催地、江原道を訪れた。春川の江原道庁で崔文洵知事と歓談、国体での在外同胞選手団への支援を求めるとともに、平昌五輪への各国での後援活動を話し合った。
(2015.4.22 民団新聞)