公州大学内教育課程
【ソウル】国立公州大学校が運営する2015年度在外同胞母国修学教育課程の入学式が1日、李ビョンヒョン国立国際教育院長、高漢碩民団本国事務所長や公州大学関係者らが見守る中、同校講堂で行われた。日本をはじめ13カ国59人の在外同胞たちが入学。在日同胞は21人だった。
「在外同胞母国修学教育課程」は、次世代の在外同胞の民族教育プログラム。09年からは旧在外国民教育院に代わって国立国際教育院が主管し、同大学に委託している。
今年の入学生は、高校を卒業したばかりの学生から70代の高麗人2世世代まで、幅広い。代表してウズベキスタン同胞のルシキン・ユリイーさん(21)が、「韓国国内の大学めざして学びたい」と決意を語った。
まず3週間、ソウルの国立国際教育院で「ソウル文化体験集中コース」を通じて予備教育とソウル地域の文化を直接体験。この後、公州の公州大学・韓民族教育文化院に移り、本格的に韓国語と韓国史、韓国文化などを学ぶ。また、修学目的に応じて大学進学、母国研修、進路(就職)を選択して特別指導も受けることができる。
民族学校でも
東京と大阪、京都、茨城の民族学校などでも相次いで入学式が行われた。
白頭学院建国小中高(金聖大理事長、李光衡校長)は7日、計117人が入学した。同校は小学校を終えたころに母国語が話せるよう、ネイティブと在日の教員が協力しながら指導を行うCo‐teaching(コ・ティーチング)を取り入れている。
金剛学園(梁廣相理事長、成始烈校長)は7日、小学校20人、中学校18人、高校は国際総合コース26人と特進コースに5人の計69人。
東京韓国学校(呉公太理事長)は8日、初等部120人、中等部107人、高等部102人の計329人を迎えた。
京都国際中学高等学校(金晃理事長、河東吉校長)は8日、中学校11人、高等学校45人が在校生の歓迎を受けた。
青丘学院つくば中・高校(金正出理事長、金正龍校長)は開校2年目を迎えた5日、中学校に9人、高校には14人が入学した。
(2015.4.22 民団新聞)