国交50周年行事も
民団韓食ネット協議会(呉永錫会長、本部・在日韓国商工会議所内)は17日、東京・港区の韓国中央会館で定期総会を開き、新会長に崔千浩理事長(67、民団北海道・函館支部支団長)を選任した。
新会長に崔千浩理事長
事業報告によれば昨年、東京・新宿の大久保公園で第3回チャリティーハンマダンと通算5回目となるキムチグランプリ大会を同時開催。審査で金賞を受賞した杉並区の在日同胞店は地元民団支部の応援を得て評判を呼び、さらなる繁盛店に成長した。渡来人ゆかりの埼玉県日高市では韓国産白菜の種を試験栽培し、収穫物を韓国大使館でのキムジャン祝祭イベントに活かした。
呉会長は任期の2年間を振り返り、「ヘイトスピーチが吹き荒れるなか、韓国の食文化の普及と韓日友好活動に力を入れてきた。応援してくれた皆さんに感謝する」と謝辞を述べた。
一方、崔新会長は「本物のキムチが求められている今、新たな取り組みとして、特産地の安全で質の高い食材を紹介していきたい。日本国内すみずみまで韓食を行きわたらせていくのが目標」と抱負を述べた。
今年度の事業計画は1,会員拡充2,韓食を通じた新定住者との連帯3,サイトやネットを活用した会員店のPR4,キムジャンセットの提供とイベントなど。
また、11月には日韓親善協会の協力を得て食を通じた国交正常化50周年イベントを計画している。
このほかの役員は次のとおり。副会長=李明植、崔誠恩、金眞、金在虎、朴和生、専務理事(事務局長兼任)=韓基成、常務理事=申大永。
駐日大使館から李永求農務官が参席。民団中央本部の任泰洙副団長が呉公太団長のあいさつを代読した。このほか、理事、会員ら30人が出席した。
(2015.4.22 民団新聞)