掲載日 : [2021-10-13] 照会数 : 3768
李方子の生涯描いたオペラ 田月仙さんが28日に再演
朝鮮王朝最後の皇太子妃、李方子さんの人生を描いた創作オペラ「ザ・ラストクィーン」が28日、東京・中央区の日本橋劇場で再演される。
本作は、日本の皇族に生まれた後、予期せぬ運命により朝鮮王朝の皇太子、李垠の元に嫁いだ方子さんをモデルとしたモノオペラ。
方子さんを演じる在日2世のオペラ歌手、田月仙さんは自ら、その実像に迫るため両国で取材を続け台本を練り上げた。
本作は2015年、日韓国交50周年特別企画として新国立劇場で初演。翌年は東京で再演、19年は関西公演を行った。
田さんは「昨年から公演の延期や活動の自粛が続き辛い日を過ごしましたが、韓日の和合を願うこの作品の再演が決定し、感無量です。時代に翻弄されながらも二つの祖国の平和を願い続けた李方子の生涯を私が全身全霊で演じていますので、応援をお願いします」とコメントを寄せた。
開演14時30分、18時30分。S席9000円、A席8000円ほか。
問い合わせはオペラ「ザ・ラストクイーン」実行委員会(03・3366・1229)。
(2021.10.13 民団新聞)