掲載日 : [2021-10-27] 照会数 : 3429
「韓国の手仕事ーポジャギ~繋」展 愛好家55人の作品、華やかに
[ 青森の南部菱刺しとポシャギを融合させた作品 ] [ 120点が華やかに展示されたポジャギ展の会場 ]
ポジャギ工房kоe主催「韓国の手仕事ーポジャギ~繋 in 東京」展が21日から6日間、東京・新宿区の韓国文化院ギャラリーМIで開かれた。同展は昨年5月に開催する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で今月に変更された。
ポジャギ作家で、同工房代表の李京玉さんの新作をはじめ、関東地方を中心とするポジャギ愛好家55人によるオリジナル作品(ポジャギ、韓国刺繍、メドゥプ)120点が展示された。
青森在住の女性は、地元の伝統工芸である南部菱刺し(刺し子)とポジャギを融合させた作品を出展。落ち着いた色彩のポジャギに南部菱刺しを施した円形の布を配した作品は目を引いた。
また、シジミの貝殻を布地で包み、韓国刺繍を施したノリゲや針を収納するためのノリゲ、日本のアンティークの布地を用いたポジャギなど、個性的な作品が多く見られた。
李さんは「生徒には韓国の生地だけはなく、家にある生地を使ってポジャギを作ってくださいと話している」と自由な発想から生まれるデザインを大事にしている。
(2021.10.27 民団新聞)