掲載日 : [2021-10-27] 照会数 : 3333
「茲山魚譜ーチャサンオボー」 11月19日公開
[ ©2021 MegaboxJoongAng PLUS M & CINEWORLD.ALL RIGHTS RESERVED. ]
朝鮮時代の海洋生物学書『茲山魚譜』に記された史実を基に、身分の違う子弟の絆とその行く末を描いた映画「茲山魚譜ーチャサンオボー」(配給=ツイン)が11月19日から、東京のシネマート新宿ほか、全国順次公開される。
1801年(純祖1年)の「辛酉迫害」(天主教徒弾圧事件)で、熱心な教徒だった学者、丁若銓は黒山島に配流される。
豊かな海と美しい自然に恵まれた島に魅了される。そして本土生活では知ることのなかった海の生物たちの魅力に取りつかれた丁若銓は、庶民のための海洋生物学書を書き記すという新たな目標を見つける。
島民の中に誰より海の生物に詳しく、学問への強い欲求を持った若き漁夫、昌大と出会った丁若銓(写真)は、学問を教える代わりに海についての知識を自分に伝授するよう取引を持ちかける。
主人公の丁若銓を演じるのは初時代劇出演となる実力派俳、ソル・ギョング。共演は「太陽は動かない」のピョン・ヨハン、「パラサイト 半地下の家族」のイ・ジョンウン、「エクストリーム・ジョブ」のリュ・スンリョンらが顔をそろえる。監督は「王の男」「金子文子と朴烈」のイ・ジュニク。
本作は、イ監督がこだわった水墨画のようなモノクロ映像で、不思議な縁で結ばれた子弟の絆を描く。
(2021.10.27 民団新聞)