掲載日 : [2021-08-13] 照会数 : 6570
建国高校水泳部の劉政頻選手、初のインターハイ出場へ
400メートル自由形の劉政頻選手
【大阪】高校スポーツの祭典、インターハイ2021(全国高等学校総合体育大会)に白頭学院建国高校水泳部の劉政頻選手(高3)が出場する。劉選手は近畿大会400㍍自由形で4分01秒78を記録した。建国高校からインターハイ出場者を出すのはこれが初めて。
劉選手はソウル市出身の留学生。高校1年で建国に留学してから、日本のインターハイ出場を目標としてきた。ちなみに400㍍自由形の高校記録は東京オリンピックにも出場した萩野公介選手が13年にシドニーで記録した3分46秒89。
同校水泳部の高木拓自顧問は「大阪府大会では思うような記録を出せなかった。近畿大会では攻めの泳ぎを貫き、ベストタイムが出た。全国大会でも自信をもって4分切りを目指してほしい」と期待している。
幼い時からハルモニに連れられてプールに行く機会があり、水の中に入るのが好き。小学校1年の時から本格的に水泳に親しむようになった。高校1、2年生の時までは全国大会に出場できる機会に恵まれなかったという。初出場を決めて「いついかなるときもあきらめないで挑戦することが、人生を生きていくうえでいちばん大事だということを学んだ」
目標としているアスリートは池江璃花子選手。池江選手同様、24年のパリ・オリンピック出場をめざしている。
インターハイ2021の開催地は福井県をはじめとする北信越5県にまたがる。劉選手の出場する競泳400㍍自由形予選は17日、長野県立運動公園アクアウイングで。会場は新型コロナウイルス感染拡大を受けて原則無観客となった。
(2021.08.13 民団新聞)